加藤一成建築設計事務所

国道4号線に面する道路側ファサード．以前は作業着量販店．基本的には外形はそのままに、モノトーンでシンプルな佇まいとしている．

宮城県大崎市古川、国道4 号線沿いにある理容室＋美容室の中規模複合サロンです。

美容部門7 席＋シャンプー2 台、理容部門7 席＋シャンプー3 台のサロンで、岩手県・宮城県を中心にロープライスサロンを展開するチェーン店の古川店という位置づけです。

サロンはテナント改修で、もとは建設作業着等の量販店舗でした。ワンルームの既存量販店舗に、必要な機能を席数を確保しながらレイアウトしました。やや横長の平面の中で、基本的には左右に理容・美容を振り分け、その中で機能の違いによるスペースやバックヤードとなるスタッフルームや収納部門を設けています。

インテリアに関してはスタイリッシュと言うよりはやや重さの感じる素材感のあるものとしており、これらの雰囲気を全てローコストとなるクロス張りで表現しています。間接照明を随所に用い、プライス以上のリラクゼーション・スペースを提供しています。

レセプションカウンター．色や柄の異なる化粧合板を凹凸状に組合わせ、デザインとディスプレイスペースとしている．カウンターバックはクローク．

美容ゾーン．ミラー面と壁面に段差を設けて間接照明を仕込む．変形のミラー面と数種の化粧合板で動きのあるデザインとしている．

理容ゾーン．動線や作業性を優先した機能的なゾーン．ミラーや収納什器は壁面に埋込み、シンプルでスッキリした空間としている．

美容ゾーンを見通す．右手は収納の島什器．奥にシャンプーとコールド待ちスペース．

エントランス付近から美容ウエイティングスペースを見る．

美容シャンプースペース．間接照明のリラックスできる空間．

理容シャンプースペース．

美容ゾーンからウエイティング方向を見返す．

各所に設けたエキスパンデットメタルのスクリーン．