塩竃の住宅

住み慣れた土地で

建築概要

場所 宮城県塩釜市
構造・規模 木造 2階建
家族構成 夫婦
延べ床面積 97.29㎡ (29.37坪)

住み慣れた土地で

敷地南西から見る.8mの前面道路と仙石線が走る土手が見える.南側向かいは道路を挟んで小公園がある。

場所

宮城県塩釜市

構造・規模

木造 2階建

家族構成

夫婦

延べ床面積

97.29㎡ (29.37坪)

長年住み続けてきた土地で、これからも落ち着いて暮らすための住宅になったのではないかと思います

宮城県塩釜市、東北本線塩釜駅から800mほどの敷地に建つ住宅です。

東側の前面道路は幅員8.3mの県道で交通量は少なくなく、道路のさらに東側には仙石線が走ります。敷地は34.5 坪、道路からの最大の奥行は5.9m・最小の奥行は4.3m・長さ18.1mと、道路に沿って南北に細長い敷地でした。必然的に住宅の奥行は大きく取ることはできず、道路境界線ギリギリに配置することになりました。

住宅東側は窓を開けると40センチ先に道路が迫り、こちらは不透明ガラスで閉じることにしました。住宅南側には道路を挟んで緑豊かな小公園があり、この緑を住宅内に取り込みたいと考えました。

クライアントは子育ての終わったご夫婦で、長年この土地で生活をしてきました。たまに子供さんご家族や親戚が訪れますが、普段はお二人で暮らしています。1階はLDK中心、2階は個室のプランとしています。住宅1 階の南側には和室とキッチンを配し快適な日照を確保していますが、LDK への主な採光は東前面道路側からとし、安定した日照を得ることが可能です。2階はクローゼットやワークスペースが一体となった寝室と予備室で構成されています。

この住宅には吹抜けや中庭・デッキなどのビジュアルな仕掛けはありませんが、長年住み続けてきた土地で、ご夫婦がこれからも落ち着いて暮らすためのコンパクトな住宅になったのではないかと思います。

リビングからキッチン方向を見る.東側道路に面したLDK.午前中の陽が柔らかく入り込む.奥は菜園に面した和室.

和室前からリビング・ダイニングを見返す.ツインカーボで区画された階段と玄関ホール建具.床はオーク無垢フローリング.

リビング.東西の奥行は少ないが、南北は外部まで視線が通る設計.

明るく快適な南東のキッチン.

コンパクトな玄関回り.

リビングを見る.東側窓から40センチ先は道路.

4.5帖の和室.南側外部には小さいが緑豊富な庭.

2階通路.バルコニーから見える小公園の緑.

小公園から見る.

住宅南側には小さいながら庭があり、視覚的に小公園の緑と連続する.

Prototype Modeling

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