Ht-house 八戸のQ1住宅

北国の光あふれる高性能住宅

建築概要

場所 青森県八戸市
構造・規模 木造 2階建
家族構成 夫婦+子供1人(将来は2人を想定)
延べ床面積 126.69㎡(38.25坪)

北国の光あふれる高性能住宅

前面道路からのファサード.北西に面し比較的閉じているが開口部より光が漏れる.

場所

青森県八戸市

構造・規模

木造 2階建

家族構成

夫婦+子供1人(将来は2人を想定)

延べ床面積

126.69㎡(38.25坪)

家族との時間を大切にする空間づくりが求められました。

八戸市の新興住宅地に建つ、ご夫婦+子供1人(将来は2人)のための住宅です。

奥様もフルタイムで働く共働きのご夫婦ですので、オフタイムの安らぎや、家族との時間を大切にする空間作りが求められました。なおかつ、ご夫婦とも個人的な時間も同様に大切にしたいというご要望を、一定の枠の中で実現すべく、多用途・多目的な空間の確保を、設計の大きなテーマに掲げました。

そしてもう一つの特徴として、高気密・高断熱の性能を通常レベルより向上させ、熱的高性能住宅としている事が挙げられます。吹抜けを有し開放感溢れる空間でありながら、付加断熱・樹脂サッシ・ハニカムサーモスクリーン等により、Q値1.253を確保しています。

吹抜けの、白くシンプルな空間.スリット状のトップライトからは北側の柔らかな陽が入る.

リビングから吹抜けを見上げる.上部の開口部からランダムな光が入る.

ダイニングから南方向を見る.奥は、リビングと連続しデッキをL型に囲う6帖の和室.南側開口部から、リビングの奥まで陽が差し込む.

リビングからダイニング・キッチン方向を見る.奥右手は和室

ブリッジから寝室方向を見る.奥左手はワークルームへの入口.

ダイニングからリビング方向を見返す.リビング収納の左手はサンルーム(物干室).床はスプルス三層フローリング, 壁は珪藻土塗壁.

ワークスペース.造り付のデスクと本棚.開口部からは順光で北側の風景が見渡せる.

リビングから連続する南側デッキ.南側開口部からは八戸の多くの日照を取入れる.

Prototype Modeling

お客様の声

加藤さん、スタッフの渡部さんいろいろとお世話になりました。

 家造りを検討している中、建築家の作品展や相談会などのイベントに行ってみました。何人かの建築家と話をしましたが、加藤さんと初めて話をしたときは、御自身の作品のPRをされるというより、聞き上手であり、我々が作品の内容についていろいろ興味を持って聞いていた気がします。
 二度目にお会いしたときもデザインや設備など家造りの疑問にお答えくださり、デザインに加えて知識・教養の高さを感じました。加藤さんの環境に対する取り入れ方や雪国の住宅を造れる経験、聞き上手という性格、他の建築家と比較しての相性まで考え、県外という距離だけが不安でしたが、二度お会いして依頼することを決めることにしました。

 加藤さんには家族の生活スタイルを話しただけでイメージを酌んでいただき、ニュースレターで建築テーマを知った際、建築テーマと理想とするライフスタイルがはっきりイメージできるようになりました。その後のアイデアを提示される度に完成形とそこに住む生活というのが非常に楽しみになりました。こちらからはあまり具体的な要望はしませんでしたが、漠然とした生活スタイルを相談し、加藤さんにどんどん提案してもらうことでよい家が完成したと思います。

 設計面だけではなく、家が建つ中で疑問がある場合もいろいろと相談にのっていただき、問題もなく安心して進めることができました。また、予算を超えた場合も予算書をみていただいて、値引きのお願いや何を代替できるか案をだしていたけたのも非常に感謝しています。これは建築家だからこそ建築テーマを崩さずにできたことだと思います。
  また、完成後もインテリアショップを案内してもらいながら、調和する家具などご提案もいただいてありがとうございました。納品が楽しみです。

 さて、我が家ですが、加藤さんにはQ1.0住宅という新しい取り組みやヨーロッパの研修成果なども取り入れていただきながら、デザインはシンプルで暖かみのある、機能性に優れた作品を作っていただいたと思います。
  住んでみて思うのは、心地よいデザインが感覚的に快適性を高めていて、「自分の家」なのですが、美術館に飾られている絵画などと同じ「作家の作品」に感じられ、自分の家と言うより建築美術品に住んでいる感じです。このため、自分の家は、芸術品と同じと思っています。

 ただこの作品、残念ながらオープンハウスが開かれませんでしたし、見学したいという方も多くいらっしゃいます。それだけ興味を引かせる作品ですし、住んでみてよかったところもたくさんありますが、加藤さんの研修ブログ並みに回数が増えていきそうです。

 芸術的な作品の一つと見ると、自分の家が有望建築家の2010年作品の一つであることは建主として誇りに思います。仙台へ事務所を開設されましたが、渡部さんと東北発の全国区の建築家としてさらなる御活躍を期待しています。

これからも大事に管理していきたいと思います。いろいろとどうもありがとうございました。

 実際に暮らしてみると・・・

実際に暮らしてみると、想像していた以上に快適で、棚の場所一つにしてもとてもよく考えられているな…と思います。
  特に、朝日の入り方がとっても気持ちいいです。トップライト?(天窓?リビング上の窓は何と言うのでしょうか?)から少し見える空・雲を眺めたり…ホッと心和みます。
  お気に入りは、リビングと洗面所です。先生には私達の話にじっくりと耳を傾けていただき、大満足の空間に仕上がりました。
  シンプルで機能的、とってもハッピーな居場所を作ってくださり、本当にありがとうございました。

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